不動産買取の流れを予め知っておくことは、不動産の売却をスムーズに進行させることができ、ミスマッチを防ぐことに役立ちます。
特に「不動産買取業者に買取査定を依頼してできるだけ早く売却したい」と考えている人は、不動産買取の流れについて予め知っておく必要があります。
この記事では、不動産買取査定から売却までの流れを紹介することで、スムーズな売却の助けになるような内容になっています。
特に、不動産売却をはじめて行う人にとって、分かりやすく解説しますので、ぜひお付き合い下さい。
最初のステップは、適切な不動産買取業者の選定です。
もしあなたが、不動産のスムーズな売却を考えているのであれば、地元の買取専門業者に相談することをお勧めします。
その理由は、地域の不動産の特徴を理解しており、査定スピードが早いからです。
別の記事でもお伝えしましたが、不動産の査定の大部分は道路に面している土地を査定しています。
それであれば、道路一本単位で熟知しているような地元の不動産業者に相談することが最適な選択ということになります。
不動産買取業者の選定によって、以降の手続きのスピード感が大きく変わってきます。それくらい重要なフェーズであることは言うまでもありません。
最適な業者が見つかったら、早速査定依頼をしてみましょう。
この段階で入力する情報は至ってシンプルです。
名前、メールアドレス、電話番号(最近は必須にしない業者も多いです)物件種別、所在地と備考欄です。
住所と物件種別である程度の査定金額は出せますし、必要であれば査定希望者とのやり取りを通じて解決していきます。
電話番号を必須にしない業者が多いのは、一括査定によって昼夜問わず電話が鳴り続ける状態をお客様が嫌うことを想定してのことです。
買取査定は一括査定とは違い、買取査定業者とのやり取りのみになりますが、誤解をされるお客様が多いようですので、記載させていただきました。
フォームに情報を入力していただければ、後は担当からの連絡を待つだけです。
買取査定フォームに入力いただいた情報をもとに、不動産買取査定を行います。
物件所在地を確認し、路線価に基づいて査定します。
建物の状態についてはGoogleマップなどで確認する場合もあります。
さらに必要に応じて謄本を取得するなどして、建物をより詳細に確認したりする場合もあります。
概算査定を提示して、お客様との交渉がスタートします。
様々な交渉事についてもこのフェーズで行います。
査定金額に問題がなければ、このまま契約手続きに進みます。逆に、査定金額が合意に至らない場合は次のフェーズに進むことはありません。
また、建物の築年数が浅く、中古戸建として販売することができそうな物件については、買取業者から積極的な現地調査の要請があるのもこのフェーズです。
状況に応じて、次のフェーズへの進み方も大きく変わってきます。
査定金額にご納得いただいた上で不動産売買契約を締結します。
この段階で、契約の証拠としての「証書手付」が支払われます。
一般的に手付金は売買金額の5%~20%になりますが、特に法律で制限されているわけではありません。
契約の状況によって変動することもあれば、会社によって一律で決まっているケースもあります。
この手付金については、売主は契約を解除する場合、2倍の金額を買主に払えば契約を解除することができますし、買主は手付金を放棄することで契約を解除することができます。
買主が売主に手付を交付したときは、買主はその手付を放棄し、売主はその倍額を現実に提供して、契約の解除をすることができる。ただし、その相手方が契約の履行に着手した後は、この限りでない。
民法第557条1項 -WikiBooksより抜粋-
これはあくまで民法上の規定になりますが、不動産売買契約では、非常に大きなお金が動くため手付金に関するルールは厳格に守られているのが実情です。
売買契約書に記された決済期日までに、不動産の買取金額の残金を支払います。
契約から買取金額の残金支払までの期間については契約規模によって様々ですが、平均して1か月~1か月半くらいが目安となります。
決済が完了したら、不動産登記情報の変更などの事務手続きを行います。
所有権移転登記などが全て完了した時点で不動産買取完了となります。
いかがでしたでしょうか?
不動産買取の流れをここまでシンプルに解説してきました。
東葉ハウジングでは千葉市中央区の不動産買取専門業者として、これまで多くの不動産買取の現場を見てきました。
これまでの経験を活かしたスピード査定には強く自信を持っています。
様々なご事情で不動産の売却を検討されている方は、お気軽にご相談下さい。